1万人が参加!小学生プログラマーの頂点を決める「Tech Kids Grand Prix 2024」が過去最大規模で開催
プログラミング教育の新たな時代を象徴する出来事が起きている。テレビ朝日とCA Tech Kidsが共同開催する小学生向けプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2024」の応募総数が10,034件を突破し、過去最高を記録した。この数字は初回開催時の約10倍にあたり、プログラミング教育への関心の高まりを如実に示している。
『21世紀を創るのは、君たちだ。』をスローガンに掲げる本大会は、30社以上の企業・団体の支援を受けて運営されている。参加対象は2012年4月2日から2018年4月1日生まれの小学生で、自作のアプリケーションやゲーム作品を競い合う。
大会は段階的に実施され、まず全国を6つのエリア(北海道・東北、関東、中部、近畿、中四国、九州・沖縄)に分けて予選が行われる。2025年1月には各エリアの代表10名によるオンラインプレゼンテーションが実施され、最終的に選ばれたファイナリストたちが2025年3月2日、東京・渋谷ヒカリエで開催される決勝大会に臨む。
審査では「ビジョン」「プロダクト」「プレゼンテーション」の3つの観点から総合的に評価が行われ、優れた作品には総額100万円の賞金が贈られる。特筆すべきは、プログラミングスキルだけでなく、作品を通じて実現したい世界観や社会への発信力も重視される点だ。
本大会の規模拡大は、2020年度から必修化された小学校プログラミング教育の成果とも言える。次世代を担う小学生たちが、テクノロジーを活用して自らの創造性を発揮する場として、本大会の重要性は一層高まっている。