大阪・関西万博「バーチャルクラゲ館」の遊具が決定!世界308件から選ばれた"声がクラゲに変わる"斬新アイデアとは
2025年の大阪・関西万博で展開される「バーチャルクラゲ館」の遊具アイデアコンテストの受賞作品が決定した。世界中から寄せられた308件の応募の中から、独創的なアイデアを持つ35作品が選出された。
このバーチャルクラゲ館は、万博会場を3DCGで再現したオンライン空間内に設置される特別なパビリオン。テーマ事業「いのちを高める」のシグネチャー施設として、現実では実現困難な体験を提供することを目指している。
受賞作品の中で特に注目を集めているのが「泳ぐ山びこマイク」。これは、利用者の声が色とりどりのクラゲや魚の形に変化して空間を漂うという斬新な発想が評価された。また、「いろいろ入れる本」では、好きな本の世界に実際に入り込んで空想体験ができるという魅力的なアイデアも選出されている。
審査は、音楽家であり数学者でもある中島さち子氏をはじめ、建築や教育分野の専門家たちによって実施。受賞作品は審査員賞7件、特別賞8件、優秀賞20件に分けられ、その一部は実際にバーチャルクラゲ館内で体験可能となる予定だ。
中島氏は「様々な立場の方からの応募があり、それぞれの夢や願いを知ることができて嬉しく、とても楽しい審査となった」とコメント。受賞作以外にも優れたアイデアが多数あり、今後様々な形での実現を検討していく意向を示している。
2025年4月13日の開幕に向けて、どのアイデアが実際のバーチャル遊具として実現されるのか、今から期待が高まっている。