93組から選ばれた未来の起業家9名が激突!神奈川発の学生ビジネスコンテストが12月開催
神奈川県の起業家育成の取り組み「かながわアントレプレナーシップチャレンジ #キクスタ」の集大成となるビジネスコンテストが、12月22日に横浜情報文化センターで開催されることが発表された。今回で7回目を迎えるこのコンテストには、過去最多となる93組の応募があり、厳正な審査を経て選ばれた9名のファイナリストが、革新的なビジネスアイデアを発表する。
注目すべきは、ファイナリストたちが提案するビジネスアイデアの多様性だ。路線バスを活用した新しい配達システムから、発達障害児の家族支援サービス、病棟に入院する患者向けのサービスまで、社会課題に真摯に向き合うプランが並ぶ。さらに、ボランティアとアプリを組み合わせた新サービスや、余剰給食の活用方法など、若い世代ならではの斬新な発想も光る。
このコンテストの特徴は、単なるアイデア発表の場に留まらない点にある。知事賞を受賞した学生には、神奈川県知事へのプレゼンテーション機会が与えられ、ベンチャー支援拠点「SHINみなとみらい」の利用権も獲得できる。過去の受賞者の中には、実際に事業化を実現し、神奈川県と連携協定を結ぶまでに至った例もあるという。
当日は9名のファイナリストに加え、3組の学生によるショートピッチも予定されている。参加費は無料で、起業に関心のある学生はもちろん、ファイナリスト/ショートピッチチームの方のお知り合いやご家族、教育機関関係者、起業支援組織などの一般観覧者を募集している。観覧申し込みは12月19日まで受け付けており、公式サイトから予約が可能だ。