ファッション業界の次世代を担う若手デザイナーの登竜門として知られる「日暮里ファッションデザインコンテスト2024」において、モード学園の学生たちが圧倒的な成果を収めた。全国から寄せられた3,656点もの応募作品の中から、同校ファッションデザイン学科高度専門士コースの尾林嬉愛莉さんが、最高賞となるグランプリ（経済産業大臣賞）に輝いた。

今回のコンテストのテーマは「ファッション・チャレンジ2024 ー実用的で魅力ある幸服ー」。機能性と市場性に加え、サステナビリティへの配慮も重視された。受賞作品は、着る人も見る人も幸せを感じられるような斬新な街着として高い評価を得ている。

さらに注目すべきは、荒川区長賞（賞金20万円）を獲得した三浦彩さん、東京都産業労働局長賞（賞金10万円）を受賞した田丸夏未さんをはじめ、受賞者13名のうち実に8名がモード学園の学生だったという事実だ。これは同校の教育プログラムの質の高さを如実に示す結果となった。

全国有数の繊維関連品の集積地である日暮里繊維街で開催された本コンテストは、次世代のファッション産業を担う人材の発掘・育成を目的としている。今回のモード学園の圧倒的な成績は、まさに日本のファッション教育の最前線を体現するものと言えるだろう。

出典：https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a020/sangyou/nipporicollection/nippori2024.html