船舶の自動運転技術開発を手がけるスタートアップ企業、株式会社エイトノットが、新たな一歩を踏み出した。同社は2024年11月、パソナ主催の「Awaji Well-beingビジネスコンテスト2024」において、「きずな」カテゴリーの最優秀賞に輝いたのである。

エイトノットが高い評価を受けたのは、自律航行船を活用した淡路島の旅客輸送のデジタルトランスフォーメーション提案だ。この革新的な取り組みは、地域住民と観光客の移動手段を劇的に改善するだけでなく、船舶乗組員の業務効率化や安全性の向上、さらには運用コストの最適化まで視野に入れた包括的なソリューションとなっている。

2021年の設立以来、「海のDX」と「船舶のロボット化」を推進してきた同社。ロボティクスとAIの専門家たちが集結し、特に小型船舶向けの自律航行技術開発に注力している。本社を大阪府堺市に構え、東京と広島にもオフィスを展開することで、全国規模での事業展開を見据えている。

今回の受賞を弾みに、エイトノットは淡路島を起点とした地域社会への貢献をさらに加速させる方針だ。また、様々なステークホルダーとの連携を強化し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを全国へと展開していく考えを示している。

水上交通の未来を切り開くエイトノットは現在、自律航行技術開発エンジニアやセールス、マーケティング職など、複数のポジションで人材を募集している。海洋モビリティの革新に挑戦する同社の今後の展開に、業界からの注目が集まっている。

出典：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000077033.html