人気作家・東野圭吾氏のガリレオシリーズ最新作『透明な螺旋』の文庫化を記念して開催された「東野圭吾を爆流（バズ）らせろ！」キャンペーンの結果が発表された。このキャンペーンは、新しいガリレオ短編小説のタイトルを一般から募集するという画期的な企画で、約1万人から2万9000件を超える応募があり、大きな話題を呼んだ。

最優秀賞に輝いたのは「日常る（つづける）」というタイトルで、ペンネーム「モカ」さんの作品だ。東野氏は選評で「完璧です」と絶賛し、「このタイトルを眺めていると、次々とドラマが湧いてきます」と、創作意欲を掻き立てられた様子を語っている。最優秀賞の副賞には、東野氏による新作短編小説の執筆のほか、オリジナル刻印入りバカラグラスや特製図書カードNEXT（5000円分）が贈られる。

『透明な螺旋』は、ガリレオシリーズ第10弾にして、主人公・湯川学の秘密が初めて明かされる記念すべき作品だ。愛する人を守ることの是非や家族の絆について深く考えさせられる内容となっている。さらに、文庫版には「重命る（かさなる）」という新たな短編も特別収録されており、ファンにとっては見逃せない一冊となっている。

このキャンペーンの成功を受けて、文藝春秋は今後も読者参加型の企画を展開していく意向を示している。東野圭吾ファンはもちろん、ミステリー小説愛好者にとっても、今後の展開が楽しみな結果となった。

『透明な螺旋』（文春文庫）は2024年9月4日に発売予定。定価880円（税込）、全368ページの大作だ。東野圭吾ファンはもちろん、ミステリー小説を楽しみたい読者にとっても、この秋の必読書となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000574.000043732.html