ミステリー小説界に新たな伝説が誕生した。青崎有吾著『地雷グリコ』が、4大ミステリランキングを完全制覇し、さらに「第37回山本周五郎賞」を含む8冠を達成するという前代未聞の快挙を成し遂げたのだ。

『地雷グリコ』は、2023年11月27日にKADOKAWAから刊行された作品で、女子高生の射守矢真兎が様々な風変わりなゲームに挑む本格頭脳バトル小説だ。「ミステリが読みたい！ 2025年版」「このミステリーがすごい！ 2025年版」「週刊文春ミステリーベスト10」「2025本格ミステリ・ベスト10」という4大ミステリランキングすべてで第1位を獲得。これに加えて「第37回山本周五郎賞」「第77回日本推理作家協会賞」「第24回本格ミステリ大賞」など、権威ある文学賞も次々と受賞している。

特筆すべきは、「山本周五郎賞」「日本推理作家協会賞」「本格ミステリ大賞」の3つの文学賞を1週間で受賞するという史上初の快挙を達成したことだ。この驚異的な受賞ラッシュもあり、本作の売り上げは10万部を突破。ミステリーファンのみならず、幅広い読者層の心を掴んでいる。

著者の青崎有吾氏は1991年生まれの新鋭作家。2012年にデビューして以来、数々の賞を受賞し、ミステリー界の旗手として注目を集めてきた。今回の『地雷グリコ』の成功により、その地位を不動のものにしたと言えるだろう。

作品は、「地雷グリコ」「坊主衰弱」「自由律ジャンケン」など、5つの短編で構成されている。主人公の真兎が、日常の中で遭遇する奇妙なゲームに挑戦していく様子が描かれ、読者を知的スリルの世界へと誘う。

この驚異的な成功を受けて、青崎氏は「すごいですね。びっくりですね」と率直な感想を述べつつ、「これで勝ったと思うなよーーー！！！」と自戒の言葉も添えている。この謙虚な姿勢こそが、さらなる高みを目指す作家の真骨頂と言えるかもしれない。

『地雷グリコ』は、ミステリーファンはもちろん、知的な刺激を求める読者にとって必読の一冊となりそうだ。年末年始の読書にいかがだろうか。青崎有吾の今後の活躍にも、大いに期待が高まる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000016012.000007006.html