おにぎりの写真1枚で給食5食分!29万枚の投稿から選ばれた感動の8作品とは?
食を通じた社会貢献活動として注目を集める「おにぎりアクション2024」で、心温まる8枚の写真作品がグランプリに輝いた。このプロジェクトは、SNSなどに「おにぎり」の写真を投稿するだけで、アフリカ・アジアの子どもたちに給食を届けることができる画期的な取り組みである。
今年は10月3日から11月16日までの45日間にわたって開催され、29万枚を超える写真が投稿された。その結果、なんと146万食もの給食を子どもたちに届けることに成功。日本人のソウルフードである「おにぎり」の写真を通じて、多くの人々が国際支援の輪に参加した形となる。
今回のフォトグランプリでは、7つの部門で受賞作品が選出された。セイコーエプソンが支援する「心もおなかもいっぱいで賞」では、青空の下で輝く笑顔とおにぎりの組み合わせが見る人の心を癒す作品が選ばれた。また、「推しおにぎり賞」では弥生時代の遺跡を舞台に、日本の食文化の歴史を感じさせる独創的な一枚が受賞。さらに「10色おにぎり賞」では、おにぎりで太陽系を表現するという斬新な発想の作品も選出された。
特に注目すべきは「エピソード賞」を受賞した高校生の作品だ。マラウイ共和国の子どもたちへの支援活動をきっかけに、より小さな子どもたちへの支援に携わりたいという強い思いを込めた作品は、若い世代の社会貢献への意識の高さを象徴している。
このプロジェクトを主催する特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalは、設立以来、企業や官公庁など約700団体の参加を得て、東アフリカと東南アジアの5カ国を中心に学校給食の提供や農業支援を実施。累計支援給食数は1億834万食に達している。