学研ホールディングスのグループ会社、Gakkenが新たな才能の発掘に乗り出した。創作プラットフォーム「Nola（ノラ）」を運営するindentと協力し、小説投稿サイト「Nolaノベル」で作品募集を開始したのだ。

今回の募集では、3つのジャンルに焦点を当てている。まず「学び×エンタメ小説」。これは小学校中学年から大人まで楽しめる、異世界や転生などをテーマにしたストーリーの中に、歴史や科学などの学びが織り込まれた作品だ。次に「スリル満点のエンタメ小説」。小学校高学年から中高生向けで、「〇〇しないと××な件」というお題をもとにしたスリリングな展開が特徴だ。最後に「YA・青春文芸」。これも小学校高学年から中高生をターゲットに、疾走感あふれる青春ストーリーを求めている。

注目すべきは、優秀作品の活用方法だ。電子書籍化はもちろん、漫画の原作としての展開も視野に入れている。さらに、まんがサイト「ガッコミ」での連載も検討するという。これは、応募者にとって大きなチャンスとなるだろう。

この取り組みは、Nolaが持つ50万人以上の作家と180万を超える制作数という膨大な会員基盤と、Gakkenが誇る児童書や漫画制作のノウハウを組み合わせた画期的な試みだ。両社は、この連携を通じて国内外の書籍および漫画の創作市場をさらに活性化させることを目指している。

才能ある作家の卵たちにとって、自身の作品が多くの読者の目に触れるチャンスが広がったと言えるだろう。この機会に、眠っていたアイデアを形にしてみてはいかがだろうか。次世代の人気作家が、この募集から生まれるかもしれない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007042.000002535.html