全国学芸サイエンスコンクール、過去最多7万点超の応募!新設スタートアップ部門で未来の起業家も発掘
教育出版大手の旺文社が主催する「第68回全国学芸サイエンスコンクール」の入賞者が決定した。今年度は過去最多となる73,617点もの応募があり、小学生から高校生まで、全国そして海外からも多くの参加者が集まった。
このコンクールは、1957年の第1回開催以来、毎年実施されており、子どもたちの研究・アート・文芸の振興と個性の育成を目的としている。理科自由研究や社会科自由研究といったサイエンス分野から、絵画、書道などのアート分野、さらには小説や詩といった文芸分野まで、実に多岐にわたる部門が設けられている。
特筆すべきは、今年度から新設された「スタートアップ部門」だ。この部門では、ベンチャーズ大賞をはじめとする計10組に賞が贈られる。未来の起業家の卵たちが、どのようなアイデアを披露したのか注目が集まっている。
入賞者には、内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞、環境大臣賞などの特別賞も含め、総数で約500名に賞が贈られる。表彰式は2025年3月7日に東京・虎ノ門のThe Okura Tokyoで開催される予定だ。
このコンクールの特徴は、単なる学術コンテストにとどまらず、子どもたちの創造性や探究心を育む場となっていることだ。参加者たちは、自らテーマを見つけ、研究し、表現する過程で、問題解決能力や独創的な思考力を養うことができる。
旺文社は「学ぶ人は、変えてゆく人だ」というビジョンを掲げている。このコンクールを通じて、次世代を担う若者たちが、自ら課題を見つけ、挑戦し続ける姿勢を身につけることが期待されている。
なお、全入賞者の名前は公式サイトで公開されている。今後の予定としては、2025年2月中旬に「第68回金賞作品集」が刊行され、2月下旬には参加賞の発送が予定されている。
教育界のみならず、産業界からも注目を集めるこのコンクール。次世代のイノベーターたちの輝かしい未来が、ここから始まるかもしれない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000237.000055026.html