絵本の世界に新たな風を吹き込む「読者と選ぶ あたらしい絵本大賞」が開催される。このコンテストの特別審査員として、歌手・俳優の横山だいすけさんをはじめ、イラストレーターのつむぱぱさん、CNRS准教授の辻晶さん、絵本ナビ編集長の磯崎園子さんという豪華メンバーの参加が決定した。

このコンテストは、絵本ナビと講談社が新設したもので、デジタル時代に合わせた新しい形式を取り入れている。応募者はスマホやタブレットで気軽に参加でき、デジタルお絵描きアプリ「CLIP STUDIO PAINT EX」の無償提供も行われる。

審査員たちは、それぞれの立場から絵本の魅力や重要性について語っている。横山さんは「絵本は人生に必要なもの」と述べ、つむぱぱさんは「絵本は子どもの原体験になる」と指摘。辻さんは「絵本は言語習得にぴったりのメディア」と語り、磯崎さんは「ロングセラー絵本の魅力は普遍的な感覚が描かれていること」と分析している。

コンテストの特徴として、手軽に挑戦できること、読者も選考に参加できること、大賞作品は紙と電子で刊行されること、初心者でも安心して参加できることが挙げられる。応募期間は2024年11月1日から2025年1月31日まで。大賞受賞者には賞金50万円と作品の出版権が与えられる。

このコンテストは、変化する絵本の環境に合わせた新しい才能の発掘を目指している。デジタル技術を活用しながら、絵本の魅力を次世代に伝える取り組みとして注目を集めそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000188.000003893.html