東京・多文化会館で開催された「2024多彩な貴州・第17回 中国原生態国際写真展」が、日本と中国の文化交流の新たな扉を開いた。「貴州：映像の中の世界級観光地」をテーマに掲げたこのイベントは、日本を主賓国に迎え、貴州省の魅力を存分に伝える場となった。

貴州省文化観光庁の李芳副庁長は、貴州の自然、文化、インフラの優位性を紹介。最近の中国のビザ緩和政策にも触れ、日本からの観光客増加に期待を寄せた。また、日中協会理事長の瀬野清水氏は、貴州での忘れられない体験を語り、現地の温かいもてなしと発展ぶりを絶賛した。

『中國紀行』編集長の川田大介氏は、貴州の少数民族文化や独特の風土に魅了された経験を共有。写真家の竹田武史氏も、貴州の自然資源の豊かさと多様な民族文化の魅力を強調し、日本人にとっての特別な魅力を語った。

イベントでは、貴州のプロモーションビデオ「閲尽千山 開啟無限」も上映され、参加者から高い評価を得た。さらに、貴陽中国旅行社の姜雁総経理は「秘境貴州の民族風情」をテーマに、苗族の銀飾りや侗族の大歌など、貴州の多様な民族文化を紹介した。

貴州省旅投国際文化観光有限公司の肖亭部長は、「村超」や「村BA」といった新しい文化体験や、大データ博覧会などの商業観光展示会の成長を紹介。これらの取り組みが貴州の国際的な知名度向上に貢献していると述べた。

本イベントは、日本と中国の相互理解を深める重要な機会となった。貴州の豊かな自然、多彩な民族文化、そして急速な発展を遂げる現代の姿が、写真や映像を通じて日本の観客の心に深く刻まれた。今後、さらに多くの日本人が貴州を訪れ、この魅力的な地域を直接体験することが期待される。

中国の秘境、貴州省。その魅力が日本に届いた今、両国の文化交流はさらなる高みを目指す。この写真展を通じて、日本人の心の中に「行ってみたい貴州」という新たな旅の目的地が生まれたことは間違いない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000096234.html