京都で初開催!第9回JLPP翻訳コンクール授賞式&シンポジウム、海外の文学界と日本をつなぐ架け橋に
日本文学の国際的な普及を目指す「JLPP翻訳コンクール」が、今年で第9回を迎えた。このたび、受賞者が決定し、2025年2月22日に京都で初めて授賞式と記念シンポジウム「BUNGAKU DAYS 2025 SPRING」が開催されることが発表された。
今回のコンクールでは、現代文学部門の英語とドイツ語、そして新設された古典文学部門の英語で優れた翻訳者が選ばれた。特筆すべきは、オーストラリア、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本など、多様な国籍の翻訳者が受賞したことだ。これは、日本文学の魅力が世界中で認められていることの証左といえるだろう。
記念シンポジウムでは、作家の井戸川射子氏や米出版社HarperViaの編集者Alexa Frank氏、日本文学翻訳家のEduard Klopfenstein氏やPolly Barton氏など、国内外の文学界の重鎮が一堂に会する。「翻訳と創作」「海外における日本文学の翻訳事情」「古典の翻訳」といったテーマで、深い議論が交わされる予定だ。
会場となる国立京都国際会館には120名の参加者を迎え入れる。参加費は無料だが、事前申し込みが必要となる。また、シンポジウムの模様は後日YouTubeでも公開されるため、会場に足を運べない人も内容を楽しむことができる。
このイベントは、文化庁の「活字文化のグローバル発信・普及事業」の一環として行われている。日本の豊かな文学作品を世界に発信し、優秀な翻訳家を育成することで、日本文化の国際的な理解を深めることを目指している。
日本文学の魅力を世界に伝える重要な架け橋となるこのイベント。文学愛好家はもちろん、国際交流に関心のある方々にとっても、見逃せない機会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000103029.html