「学校行きたくない」から始まる不思議な冒険!児童文学作家が贈る心温まる絵本『ともちゃんとうし』
児童文学界で注目を集める市川朔久子氏が、初めて手がけた絵本『ともちゃんとうし』が2025年1月21日に岩崎書店から発売される。本作は、学校に行きたくない気持ちから始まる、少女と牛の心温まる冒険を描いた物語だ。
主人公のともちゃんは、ある朝どうしても学校へ行きたくなくて泣いていた。そんな時、突然現れた大きな牛。ともちゃんが牛の背中に乗ると、二人の不思議な旅が始まる。ゆっくりとした牛の歩みに合わせ、街中を通り抜けていく様子が、ユーモラスかつ温かみのある筆致で描かれている。
本作の魅力は、人間と動物の予想外の出会いから生まれる癒しの時間だ。日常のペースから一歩離れ、ゆったりとした時の流れを感じられる。読者は、ともちゃんと牛のやりとりに思わず笑みがこぼれ、心が和むことだろう。
著者の市川朔久子氏は、「この絵本の『うし』は、みなさんが想像するより、もっとうんとゆっくり歩きます。一歩進むごとに、大きくひとつ深呼吸。そんなスピードで読んでみてください」とメッセージを寄せている。忙しい日常に追われる現代人にとって、この絵本は心のオアシスとなりそうだ。
イラストを担当したのは、マンガ家でもある童話作家のおくやまゆか氏。温かみのある絵柄が、物語の雰囲気を見事に表現している。
『ともちゃんとうし』は、A4変型判で全32ページ。価格は1,540円(税込)。全国の書店やネット書店で購入可能だ。子どもから大人まで、幅広い年齢層に楽しんでもらえる一冊となっている。
市川朔久子氏は、『よるの美容院』で第52回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビューを飾った実力派作家。本作が絵本デビュー作となる。これまでに『ABC!曙第二中学校放送部』『小やぎのかんむり』など、数々の賞を受賞した作品を世に送り出してきた。
心にゆとりが欲しい人、子どもと一緒に楽しみたい人、そして単純に良質な絵本を求める人にとって、『ともちゃんとうし』は必読の一冊となるだろう。ぜひ書店で手に取り、ゆっくりとした時間の流れを体験してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000356.000035751.html