激震 フジテレビ どうなる⁉︎ ヤングシナリオ大賞
問題が次々と余波を呼び、10時間半におよぶ記者会見も開かれたフジテレビ。公募にもその激震は走っています。たとえば、歴史と権威のあるフジサンケイグループ広告大賞は第54回の開催中止が決定しました。
そこで気になるのが、フジテレビヤングシナリオ大賞の開催状況。応募を予定していた人も多いかもしれません。本記事では関連情報をまとめました。
※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。
※前回(2024年締切済)の情報はこちら
第36回フジテレビヤングシナリオ大賞
ヤングシナリオ大賞(ヤンシナ)とは
ヤングシナリオ大賞は、フジテレビが主催する新人シナリオライターの発掘コンテスト。ドラマの脚本を募集しています。
「ヤンシナ」の愛称で親しまれています。
前回の募集要項によると、作品は20字×20行で50〜60枚。大賞1編には300万円、佳作数編には50万円が贈られ、原則として受賞作のうち1編はテレビドラマ化されます。また、受賞者はフジテレビドラマ関係者による脚本家育成プログラムを受講することができます。現在の最年少受賞者は14歳。主な受賞者は以下の通りです。
・坂元 裕二(第1回の受賞者。ドラマ「東京ラブストーリー」「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」、映画「怪物」ではカンヌ国際映画賞脚本賞を受賞)
・野島伸司(ドラマ「ひとつ屋根の下」「101回目のプロポーズ」など)
・尾崎将也(ドラマ「特命係長 只野仁」「梅ちゃん先生」など)
・安達奈緒子(ドラマ「透明なゆりかご」「きのう何食べた?」「おかえりモネ」など)
・金子ありさ(ドラマ「ナースのお仕事」「花燃ゆ」、映画「ヘルタースケルター」など)
・野木亜紀子(ドラマ「逃げるは恥だが役にたつ」「アンナチュラル」「MIU404」「海に眠るダイヤモンド」など)
第37回ヤングシナリオ大賞は開催される?
1987年に創設されたヤングシナリオ大賞。基本的に年1回開催され、2025年は第37回の募集がある見込みです。
近年のスケジュール通りであれば2月末締切のはずですが、現時点で第37回の募集要項は発表されていません。前回(第36回)は1月上旬には詳細が出ていたようです。
開催される場合、募集要項が遅れたぶん締切りも伸びるのか。そもそも開催されるのか。詳細はまだわかりません。
「どうしても獲りたい!」 という人は構想を練ったり、書き始めたりと備えてもよさそうです。
そもそも第36回の結果は……?
前回(第36回、応募総数:1585編)の最終結果はまだ発表されていないようです。
第3次審査を通過した15編のタイトル・作者名は2024年8月5日にWEB上で発表されています。それから音沙汰なく年が明けました。例年では12月中に最終結果が発表されているので、第36回の進行状況からすでに遅れが出ている可能性もあります。
気になる年齢制限の壁
ヤングシナリオ大賞には「自称35歳以下」というユニークな応募制限があります。長く活躍できる若手を採用したい一方で、多少の年齢の差よりも才能の大きさを取りたいという主催者の意向かもしれません。
自称とはいえ、35歳以下という年齢制限が気になる応募者も多いはず。今年が最後という覚悟で準備を進めていた人もいることでしょう。中止、あるいはスケジュールの大幅な変更の可能性もあるので、今後の動向には要注意です。
社員の性被害・加害という重大な事件、それに伴うスポンサーの降板と事態の収束がまったく見えないなかで、歴史あるシナリオ大賞はどうなるか。注目が集まります。