デジタル漫画出版社ソラジマが、東南アジアの才能あるクリエイターを発掘するべく、大規模なWebtoonコンテストを開催することが明らかになった。「Kisai x Sorajima Action Fantasy Southeast Asia Webtoon Challenge 2024」と銘打たれたこのコンテストは、インドネシアを中心とする東南アジア地域のクリエイターを対象に、約35,000ドル（約520万円）という破格の賞金総額を用意している。

近年、急成長を遂げているWebtoon市場。その中でも特に注目を集めているのが東南アジア地域だ。ソラジマはこの機会を活かし、新進気鋭の才能をいち早く発掘・確保することを目指している。コンテストの応募期間は2024年11月30日から2025年1月25日まで。結果発表は2025年3月21日を予定している。

本コンテストの特筆すべき点は、受賞作品が日本語に翻訳されソラジマのプラットフォームで公開される可能性があることだ。これは東南アジアのクリエイターにとって、日本市場への進出という貴重な機会となる。ソラジマはこのコンテストを通じて、自社の認知度向上とグローバル展開の加速を図る狙いがある。

コンテストの企画・運営にあたっては、Tempura technologiesが全面的に支援を行っている。同社はブロックチェーンやAI技術を活用し、コンテンツ管理や決済の効率化を推進。さらに、東南アジアのインフルエンサーやコミュニティを活用したマーケティング戦略も展開する。

ソラジマは今回のコンテストを皮切りに、東南アジアにとどまらず世界へ向けたマーケット拡大を視野に入れている。多言語展開やNFT、ステーブルコイン決済など、新たなビジネススキームの導入も検討中だ。

日本のマンガ文化と東南アジアの新鋭クリエイターが融合する本コンテスト。ここから生まれる作品が、次世代のグローバルヒットとなる可能性を秘めている。マンガファンはもちろん、クリエイティブ業界全体が注目する一大イベントとなりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000103353.html