大丸松坂屋百貨店が初めて開催したバーチャルフォトアワード「Daimaru Matsuzakaya Virtual Photo Awards vol.1」の受賞作品展が、2025年1月29日から2月11日まで松坂屋名古屋店で開催される。この展示会は、バーチャル空間で撮影された写真の魅力を広く伝える画期的な試みとして注目を集めている。

展示会では、最優秀賞1作品と優秀賞9作品が展示される。最優秀賞に輝いた「触れる」（撮影：天瀬れい）をはじめ、「仮想のバーで乾杯を」「My Gallery」など、バーチャル空間ならではの独創的な作品が並ぶ。さらに、バーチャル会場では「DMレンジャー賞」7作品も加わり、より多彩な作品を楽しむことができる。

本アワードのテーマは「魅力」。松坂屋のシンボルフラワーであるカトレヤの花言葉にちなみ、バーチャル空間の魅力を表現した作品が集められた。アバター、ワールド、集会など、クリエイターたちが感じるバーチャル空間の魅力が、写真を通して鮮やかに表現されている。

また、展示会に合わせて新たにオープンするバーチャル空間「ART Frame -Daimaru Matsuzakaya-」も注目だ。このワールドは「バーチャル空間における文化が醸成される場所」をコンセプトに制作され、アワードの受賞作品を展示するほか、今後もバーチャルフォトグラフなどのバーチャル文化を発信していく予定だ。

さらに、ワールド公開を記念したイベントも1月29日に開催される。VRChatユーザーに人気のコミュニティ「FUJIYAMA」とのコラボレーションで、ワールドの制作秘話や受賞作品の鑑賞、バーチャルフォトグラファーによる撮影会など、バーチャルフォトの魅力を体感できる内容となっている。

大丸松坂屋百貨店は、このアワードを通じてメタバースにおける新しい体験価値やビジネス機会の創出を目指している。バーチャル空間での写真文化の発展に注目が集まる中、本展示会はその最前線を体験できる貴重な機会となりそうだ。バーチャルとリアルの境界を越えた新しいアート体験に、多くの来場者が期待を寄せている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002890.000025003.html