2025年2月、東京・虎ノ門に位置するソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」で、注目の展覧会が開催される。ファブリックジョッキー・イワミズアサコによる『Unmasking Mask　〜キメコミアートで魅せる内側と外側の世界〜』展だ。

本展では、人間が持つ27種類の感情をテーマに、イワミズ独自の「キメコミアート」技法を用いた作品が展示される。様々な布地をつなぎ合わせて制作されるこの作品群は、感情の多様性を「仮面」という形で表現。内面を映し出し、外部の社会とつながる接点となる仮面の新たな可能性を探る。

展示期間中は、オープニングレセプションやトークイベント、ワークショップなど多彩な関連企画も予定されている。特に注目なのは、カラフルな布を使って自分だけのキメコミマスクを制作するワークショップだ。完成したマスクを着けて近くの神社を参拝したり、写真撮影を楽しんだりと、仮面がもたらす非日常的な体験ができる。

また、カフェ＆バーでは27種類の感情を表現したスペシャルドリンクも提供予定。視覚だけでなく味覚でも感情の多様性を体感できる。

イワミズアサコは2016年からキメコミアートを本格的に開始。日本の工芸要素を含みつつも伝統に囚われない作品で、ファッション大国日本の抱える問題にも着目している。2025年は東京を皮切りに、台湾、ロンドン、ニューヨークでの展示も予定しており、世界を舞台にエコでポップなメッセージを発信し続ける。

本展は2025年2月25日から3月29日まで開催。入場は無料。現代社会における感情の在り方や、自己と他者とのつながりを考える貴重な機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000097754.html