フランスで開催される「第50回 アングレーム国際マンガフェスティバル」に、日本発のイラスト・マンガ制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」が出展することが発表された。ヨーロッパ最大規模を誇るこのマンガの祭典は、約20万人もの来場者を集める一大イベントだ。

「CLIP STUDIO PAINT」は、世界中で4,500万人以上が利用する人気アプリ。今回のフェスティバルでは、ヨーロッパ初のサブスクリプション型マンガ閲覧アプリ「Mangas.io」と連携し、体験ブースを設置する。さらに、来場者にはアプリをプレゼントするという太っ腹な企画も用意されている。

注目すべきは、フランスで活躍するアーティストによるライブドローイングだ。esperance.simon、ZD.、Naokuren、Senchiroなど、Instagram上で人気を博すクリエイターたちが「CLIP STUDIO PAINT」を使用し、マンガの描き方やテクニックを披露する。これは、フランスのマンガファンにとって見逃せない機会となりそうだ。

イベント会場には「Manga City」と呼ばれるエリアも設けられ、フランスの出版社が多数出展する。また、日本の教育機関「ヒューマンアカデミー」や「EIMA」もブース出展を行い、グッズ販売も予定されている。さらに、台湾などアジアの新しいマンガ文化を紹介するパビリオンも設置され、国際色豊かな催しとなる。

「CLIP STUDIO PAINT」を開発するセルシスは、今後も様々な国と地域でのイベントに協賛し、クリエイターの創作活動をサポートしていく方針だ。日本発のアプリが世界のマンガシーンでどのような影響を与えるのか、今後の展開が楽しみである。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000921.000005223.html