直木賞作家と元書店員が贈る美食エッセイ『胃が合うふたり』文庫化!新たな50ページ追加で味わい深さ倍増
食べることが大好きな二人の女性が織りなす、美味しさと人生の物語が文庫になって登場した。直木賞受賞作家の千早茜と、「新井賞」で話題を呼んだ元書店員の新井見枝香による往復エッセイ『胃が合うふたり』が、新潮文庫から2025年1月29日に発売される。
本書は、茶を愛する記録魔の作家・千早茜と、季節を問わずかき氷を愛するストリッパーの元書店員・新井見枝香が、美味しいものを求めて繰り広げる食の冒険と、人生の岐路を描いたエッセイだ。銀座のパフェから京都の生湯葉かけご飯まで、二人の「胃が合う」関係から生まれる美食探究の旅は、読者の味蕾を刺激すること間違いない。
文庫版では、単行本刊行時には含まれていなかった50ページもの番外編が新たに追加された。節分をテーマにした「節分編」や、千早茜の直木賞受賞を記念した「直木賞受賞編」、さらには現在の二人の様子がわかる「文庫版あとがき」など、ファンにはたまらない内容となっている。また、二人の関係に憧れと嫉妬を抱いてきたというトミヤマユキコを交えた鼎談も収録されており、読み応えは十分だ。
著者の千早茜は1979年北海道生まれの作家で、2023年に『しろがねの葉』で直木賞を受賞。一方の新井見枝香は1980年東京生まれで、書店員時代に創設した「新井賞」で注目を集め、現在はストリップの踊り子として活動している。異色の経歴を持つ二人が織りなす食と人生のエッセイは、読者を楽しませつつ、人生の味わい深さを感じさせてくれるだろう。
文庫版『胃が合うふたり』は、693円(税込)で発売される。電子書籍版も同時リリースされるため、好みの形式で楽しむことができる。美食と人生の機微に興味がある方、そして何より「おいしいもの」が大好きな方にぜひおすすめしたい一冊だ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001874.000047877.html