TOTO、DAIKEN、YKK AP（TDY）が共同開催する「TDYリモデルスマイル作品コンテスト2024」の入賞作品が決定した。今回で40回目を迎える本コンテストは、リフォーム需要の活性化を目的に、設計事務所や工事店、リフォーム店などを対象に開催されている。

今年は「テーマ別部門」「部位別部門」の2部門で作品を募集し、審査の結果、合計74点の入賞作品が選ばれた。さらに、40回目の節目を記念して新設された「お客様投票部門」では、10点の入賞作品が決定している。

全国最優秀賞に輝いたのは、株式会社Toivo（埼玉県さいたま市）の「最上階で調和する暮らし～仕事とプライベート　ひとり暮らしの理想形～」。マンション最上階の1室をリモデルした作品で、在宅ワークにもホームパーティーにも対応できる回遊キッチンや、造作家具で作成したカウンターデスクなど、一人暮らしの生活に配慮した設計が高く評価された。

審査員からは「高層マンション最上階の1室をリモデルした作品。巧みな手法で暑さ対策を施し熱環境が改善されている。木をアクセントにした空間構成が美しく、長押のようなキャットウォークがデザインとして昇華されている点も見事」とのコメントが寄せられた。

今回の応募作品からは、高齢者や単身世帯など幅広い層がリモデルを行っている傾向が見られた。また、断熱改修が一般的になってきており、改修により性能が向上したことで空間を一体化できるようになり、広い空間のデザインに注目が集まっているという。

入賞作品は3月にTDYリフォーム情報サイトで公開される予定だ。また、テーマ別部門の受賞作品は、8月に「みんなの十人十家」というウェブコンテンツでも紹介される。リモデルを検討している人にとって、貴重な参考事例となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000704.000006735.html