創作の世界に新たな風が吹き込む。株式会社indentと株式会社Studio Moon6が手を組み、「第1回Studio Moon6編集部 原作大賞」を開催することが発表された。この大賞は、webtoon化や映像化を見据えた魅力的で独創的な作品の発掘を目的としており、2025年2月14日から4月30日まで作品を募集する。

近年、スマートフォンの普及に伴い、webtoon市場が急成長している。2028年には約3兆8500億円規模まで拡大すると予測されており、良質なwebtoon制作の要となる「webtoon化に適した有望な原作」の重要性が増している。

今回のコンテストでは、現代世界を舞台にしたサスペンス要素の強い作品を求めている。恋愛や不倫、復讐などのテーマに加え、本格ミステリーで読者の予想を裏切るどんでん返しの展開など、インパクトのある作品が望まれている。

応募作品は、あらすじ、全体の起承転結プロット、そして3万文字以上の原稿が必要となる。特筆すべきは、webtoonのミニマム50話を想定しているため、より長編の作品が求められている点だ。

この大賞の特徴は、50万人を超える作家が登録する創作プラットフォーム「Nola」を活用している点にある。応募者はNolaで執筆した作品を小説投稿サイト「Nolaノベル」に投稿し、専用のハッシュタグをつけて応募する。

indentとStudio Moon6は、この取り組みを通じて原作供給の連携を強化し、国内外におけるwebtoonを含む創作市場のさらなる発展と活性化に寄与することを目指している。世界累計143億PV超えのwebtoonヒット作『俺だけレベルアップな件』を手掛けた実績を持つStudio Moon6との協力は、新たな才能の発掘と、グローバル市場で通用する作品の創出につながる可能性を秘めている。

結果発表は2025年6月を予定している。この大賞が、次世代のヒット作を生み出す契機となるか、創作界隈の注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000064443.html