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調査報道の最前線!第5回「調査報道大賞」候補作品募集開始、社会を変える力に注目

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報道発表

報道実務家フォーラムとスローニュース株式会社が主催する「調査報道大賞」の第5回候補作品募集が2月21日より始まった。この賞は、独自の調査によって社会問題を掘り起こす優れた調査報道を顕彰し、その社会的意義を広く知らしめることを目的としている。

調査報道は、ジャーナリストが独自の視点で問題を発掘し、社会の仕組みの改善につながる可能性を秘めている。過去には、ウォーターゲート事件報道や田中角栄金脈研究、最近ではジャニー喜多川氏の性加害問題など、大きな社会的議論を巻き起こした事例もある。

本賞の特徴は、応募作品の対象期間が過去3年以内と幅広く設定されていることだ。これは、調査報道の影響が時間をかけて顕在化することを考慮したものだ。また、行政や捜査の動きによって過去の報道の意義が明らかになったケースも対象としている。

選考は、報道実務家による投票と、有働由美子氏や江川紹子氏を含む選考委員による最終選考会を経て行われる。結果発表は8月を予定しており、表彰式の詳細は後日公表される。

過去の受賞作品には、NHKの「"冤罪"の深層」や週刊文春の「ジャニーズ事務所・ジャニー喜多川 少年たちへの性加害の一連の報道」など、社会に大きな影響を与えた調査報道が名を連ねている。

報道実務家フォーラム事務局長の澤康臣氏は、「調査報道は、隠れた真相を市民が知るための本当に大切な仕事」と強調。一方で、取材には多大な労力とコストがかかることから、応援と注目が必要だと訴えている。

スローニュース代表の瀬尾傑氏も、「調査報道は社会課題を解決する強力な力を持っている」と述べ、厳しい取材環境の中で奮闘するジャーナリストを励ますためにも、この賞の盛り上げが重要だと語っている。

応募締め切りは3月15日。自薦他薦を問わず、幅広い作品の応募が期待されている。日本のジャーナリズムの発展と、社会の透明性向上に寄与する調査報道の更なる飛躍に、注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000073405.html