ERPC、Solana大型RPCノードにEPYC 5th Gen導入


フランクフルトRPCノードの性能を次の段階へ
ELSOUL LABO B.V.およびValidators DAOが運営するERPCは、フランクフルトリージョンにおいて、大型RPCノードへのEPYC 5th Gen CPU(Turin)導入を完了した。本対応により、HTTP、WebSocket、Unlimited Endpointsを中心としたRPCワークロードにおいて、ピーク時および高並列実行時の処理余力が拡張されている。
フランクフルトが中核であり続ける理由
ERPCがフランクフルトへの投資を継続してきた理由は、Solanaの実運用において結果が安定して成立する条件が、このリージョンに集約されているためである。フランクフルトは、主要バリデータおよびステークが高密度に配置されており、Shredsの受信、追従、投票、状態更新といった処理が、短い経路で連続的に成立しやすい構造を持つ。この特性は、ERPCのRPC実行基盤において、結果の再現性を成立させるための前提条件となっている。
ms単位で勝負するワークロード向けの基盤強化
今回のEPYC 5th Gen CPU(Turin)導入は、平均応答時間、ピーク時の処理余力、高並列実行時の安定性を同時に引き上げるための基盤強化だ。ms単位で勝負する開発者や、高頻度取引を含む金融系ユースケースでは、負荷が集中する瞬間や同時実行が重なる局面での挙動が、そのまま処理結果に反映される。こうした局面においても、RPC側の処理が詰まらず、実行が継続する状態を維持するため、実行基盤を次の性能段階へ移行している。
Turin世代CPUとDDR5 6400MHzの実効性能
EPYC 5th Gen(Turin)は、大規模なコア数とスレッド数を前提としながら、高いクロック水準を維持したまま継続的に運用できるCPU世代である。Solanaのワークロードでは、短い周期で負荷の状態が切り替わり、ピークが連続して発生する。今回のフランクフルト大型RPCノードでは、12チャネル構成を持つEPYC 9005(Turin)世代を採用し、DDR5-6400を含む高帯域メモリ条件が成立している。デスクトップ系プラットフォームとは異なり、DIMM構成が増えてもメモリ速度が下がらない構成を実現した。
NVMe Gen5ストレージの選定とテスト
Solanaのノード運用では、ledger、blockstoreを中心とした大量のデータを継続的に読み書きする前提が成立する。今回導入したNVMe Gen5ストレージは、Solanaワークロードにおいて連続的な読み書きが発生する状況でも、I/O特性をさらに安定して高速性を維持できる。パートナーデータセンターとともにNVMe Gen5各種の中でもテストを行い、Solanaワークロードに最適なものを選定した。
ERPC誕生の背景と今後の展開
ERPCは、もともと自分たちのプロジェクト運用から生まれたRPC基盤である。NFTカードのミントや、100連ガチャのように短時間で大量のトランザクションが発生する処理を実行する中で、既存のRPC環境では処理が追いつかず、成立結果が安定しない状況が発生した。この課題に対処するため、自らのユースケースに耐えうるRPC環境を構築する必要があったのだ。ERPCは、高品質なSolanaネットワークを実運用で成立させるための基盤を、再現性をもって提供することを目的としている。今後も、実際のワークロードと利用状況をもとに、RPC実行基盤の改善を継続していく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000384.000105962.html