福井県坂井市が「シティプロモーションアワード2024」で金賞・育成賞を受賞し、県内初の快挙を達成した。さらに、協賛社賞としてコミュニケーション・キャラクター賞と楽天からの奨励賞も獲得。この受賞は、坂井市の独自の取り組みが高く評価された結果だ。

シティプロモーションアワードは、地域の幸せにつながる効果的な活動を行う自治体や団体を表彰する取り組みだ。今回のアワードには17件の応募があり、坂井市は初エントリーながら見事金賞を手にした。

審査委員会は坂井市の取り組みを高く評価。特に注目されたのは、若者と地域・企業の接点を増やすためのユニークな工夫だ。ワークショップの会場を民間会社のカフェスペースやお寺の本堂、リノベーションした宿泊施設などに設定するという斬新なアプローチが功を奏した。

また、坂井市のブランドコピー「らしさ、かがやく」の展開も高評価を得た。市民や企業が使いやすいよう工夫されており、地域の一体感を醸成する効果が期待される。

さらに、坂井市の公式キャラクター「坂井ほや丸」の誕生プロセスも秀逸だと評された。単なるゆるキャラにとどまらず、行政情報を市民にわかりやすく伝える「翻訳機能」としての役割を担っている点が革新的だという。

坂井ほや丸は誕生後、驚異的な人気を博している。ゆるキャラグランプリで初登場にして全国3位、Xのフォロワー数は県内市町トップの12,400名以上を獲得。VTuberとしての活動も開始し、初配信では最大240名が同時視聴するなど、注目度の高さがうかがえる。

坂井市の成功は、地域の特性を活かしつつ、新しい技術やアイデアを積極的に取り入れた結果といえるだろう。今後も坂井市の取り組みから目が離せない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000081038.html