猫がテクノロジーを解釈?富士通とKonelの新プロジェクト「中原にゃん研」が話題沸騰
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テクノロジーの世界に、思わぬ"にゃんこ"が乱入してきた。クリエイティブ集団「Konel」と富士通株式会社デザインセンターが手を組み、新たな共創プロジェクト「中原にゃん研」を立ち上げたのだ。このユニークな取り組みは、最先端技術を"猫"という親しみやすいインターフェースを通じて解釈し、一般の人々にも分かりやすく伝えることを目指している。
プロジェクト名の由来となった神奈川県・武蔵中原を拠点に、猫好きのプロトタイピング集団として活動を開始。その第一弾として、「meowave(ミャオウェーブ)」という体験型プロトタイプを開発した。これは、富士通のミリ波センサー技術を活用し、カメラを使わずにプライバシーを守りながら人の動きや健康状態を検知。そのフィードバックを、まるで架空の猫が見守っているかのように提供するという斬新な発想だ。
例えば、長時間デスクワークをしている人には伸びを促すような鳴き声で休憩を勧めたり、転倒した人には心配そうな声で反応したりと、日常生活に溶け込みながら優しく寄り添う。これは、現代社会の孤独感やストレス、健康問題に対する新しいアプローチとして注目を集めている。
この革新的なプロジェクトを一般の人々も体験できる機会が設けられた。2025年3月18日から19日にかけて、東京・下北沢のクリエイティブスタジオ「砂箱」にて「meowave」の体験会が開催される。入場は無料で、予約すれば実際にプロトタイプを試すこともできるという。
テクノロジーと猫という一見ミスマッチな組み合わせが、新たな可能性を切り開く。「中原にゃん研」の今後の展開に、業界内外から熱い視線が注がれている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000057032.html