漫画家こうの史代の30年の軌跡を辿る大規模展覧会、金沢21世紀美術館で開催


漫画家こうの史代の30年にわたる創作活動を振り返る大規模な展覧会「漫画家生活30周年 こうの史代展 鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり」が、2025年5月2日から25日まで金沢21世紀美術館で開催される。
本展では、こうの史代の代表作『夕凪の街 桜の国』『この世界の片隅に』をはじめ、デビュー前の貴重な原稿から最新作まで、500枚以上の漫画原画が展示される。また、カラーイラストや挿絵原画、絵本原画、制作過程を記録した映像など、こうの史代の画業の全貌を知ることができる貴重な資料も多数公開される。
展示は1話単位や短編全ページを基本とし、ストーリーを分断せずに「読める」よう工夫されている。また、こうの史代自身が金沢を訪れて感じたことを描いた「あとがき」も展示される予定だ。
関連イベントとして、こうの史代本人によるトークショーやライブペインティングも予定されている。さらに、展覧会に合わせて新刊『ヒジヤマさん 星の音 森のうた こうの史代短編集』と『空色心経』の発売も決定。会場では多数の特製グッズも販売される。
こうの史代は1995年のデビュー以来、4コマ漫画からショートストーリー、戦争をテーマにした作品まで、幅広いジャンルで活躍してきた。その独特の温かみのある画風と、日常の中に潜む人間ドラマを丁寧に描き出すストーリーテリングは多くのファンを魅了している。
本展は、こうの史代の30年にわたる創作の軌跡を辿るとともに、その作品世界の奥深さを再発見する貴重な機会となるだろう。漫画ファンはもちろん、アートに興味がある方にもおすすめの展覧会だ。
チケットは前売り券が大人900円、高校・大学生700円、小・中学生500円。当日券はそれぞれ1,200円、900円、700円となっている。詳細は公式サイト(https://www.hokuchu-event.com/pickup/kouno_fumiyo/)で確認できる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000100122.html