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村上春樹が全訳!ピュリッツァー賞候補作家が描く「虚言の国アメリカ」の衝撃

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報道発表
プレスリリースより

ベストセラー作家ティム・オブライエンが20年ぶりに放つ長編小説『虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ』が、2025年2月28日に刊行される。本作は、フェイクニュースが蔓延する現代アメリカを舞台に、筋金入りの嘘つき男が全米を駆け巡る奇想天外なロードノベルだ。

著者のオブライエンは、ベトナム戦争をテーマにした『本当の戦争の話をしよう』でピュリッツァー賞候補となり、『カチアートを追いかけて』で全米図書賞を受賞した実力派作家。今回の新作では、一流ジャーナリストからフェイクニュースの王に転落した主人公ボイドの逃避行を通じて、アメリカ社会のカオスを鮮烈に描き出している。

注目すべきは、翻訳を手がけるのが日本を代表する作家・村上春樹であること。村上は過去にもオブライエン作品を数多く翻訳しており、今回の全訳にも期待が高まる。

本作には既に海外メディアから絶賛の声が寄せられている。エンタテインメント・ウィークリーは「タイムリーな冒険譚。オブライエンは「今」を読み解く地図のように、アメリカの新しい肖像を臆せず描き出している」と評し、ボストン・グローブ紙は「毒された時代精神にひび割れた鏡を突きつけ、笑わずにいられるかどうかと読者に挑んでくる」と称賛している。

フェイクニュース、銀行強盗、追跡劇――現代アメリカの闇と狂騒を描いた本作は、まさに今の時代を映し出す鏡となりそうだ。村上春樹の巧みな訳文で紡がれる『虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ』は、文学ファンのみならず、アメリカの今を知りたい読者にとっても見逃せない一冊となるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000004274.html