和歌山県・南紀白浜のアドベンチャーワールドで長年愛されてきたパンダファミリーが、2025年6月28日に中国へ帰国することが決定した。この歴史的な出来事を記念し、講談社の女性誌『FRaU』が特別号『FRaU ADVENTURE WORLD』の制作を計画。その実現に向けて、6月17日からクラウドファンディングを開始する。

このプロジェクトは、良浜（らうひん）、結浜（ゆいひん）、彩浜（さいひん）、楓浜（ふうひん）の4頭のパンダの誕生から帰国までの感動的な物語を、写真とエピソードで綴る特別な一冊を作り上げることを目指している。単なる記録写真集にとどまらず、いのちの尊さ、パンダと飼育スタッフとの絆、そして未来への希望を伝える内容となる予定だ。

クラウドファンディングの目標金額は1,000万円。支援者には金額に応じて、特別号の贈呈や、本誌への名前・コメント掲載、さらには取材を受けられる特別なリターンが用意されている。最も手軽な2,000円のコースから、300,000円の豪華コースまで、幅広い支援方法が用意されているのも特徴だ。

アドベンチャーワールドは30年以上にわたり、ジャイアントパンダの保護共同プロジェクトを通じて17頭の繁殖と育成に成功してきた。この偉業は世界でも類を見ないものであり、パンダの保護に大きく貢献してきた。今回の4頭の帰国は、新たないのちをつなぐための旅立ちとして位置付けられている。

『FRaU』編集部は、このプロジェクトを通じて、パンダファミリーの軌跡を永遠に語り継ぎ、いのちの尊さや生物多様性の大切さについて考えるきっかけを提供したいと考えている。特別号の発刊は2025年9月～10月を予定しており、その後、発刊記念イベントの開催も計画されている。

パンダファンはもちろん、動物愛護や環境保護に関心のある方々にとって、このプロジェクトは見逃せない機会となりそうだ。クラウドファンディングへの参加を通じて、貴重な一冊の制作に携わることができる。この特別な本が、多くの人々の心に残る思い出となることは間違いないだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007346.000001719.html