【2024年最新】飲食店開業トレンド！東京減少、大阪急増の理由とは？

2025/02/28

株式会社Reviewが発表した「2024年飲食店レポート第3弾」によると、2024年7月から9月の全国飲食店開業数は14,715件で、前期比539件減少したことが明らかになった。しかし、半年前と比較すると約1,800件増加しており、業界全体としては回復傾向にあるようだ。

注目すべきは、都市部と地方での開業傾向の違いだ。東京都の開業数が減少する一方、大阪府や福岡県では大幅に増加。特に大阪府は半年で600件以上も増加しており、2025年の大阪・関西万博開催を控え、開業ラッシュが加速していると見られる。

また、北海道や沖縄県がトップ10入りするなど、観光地での開業も好調だ。これは訪日外国人の増加や国内旅行需要の回復、さらには地方創生の取り組みが影響していると考えられる。

興味深いのは、経営スタイルの二極化だ。東京都では法人経営が64.2%を占め、個人経営を上回っている。一方、地方では8割以上が個人経営という対照的な結果となった。この背景には、都市部と地方の市場特性や競争環境、開業コストの違いがあるとみられる。

今後の飲食業界は、大手企業による多店舗展開やDX化と、個人店ならではの特別な体験が共存する形で発展していくと予想される。消費者の選択が、これからの飲食業界の形を決めていくことになりそうだ。

飲食店開業を考えている方や、業界動向に注目している方にとって、このレポートは貴重な情報源となるだろう。詳細は株式会社Reviewの公式サイトで公開されているので、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。