水彩画ファンに朗報だ。グラフィック社から、水彩画の技法を詳しく解説した書籍『新装版 水彩 自然を描く 光と水と風の表現技法』が2025年3月に発売される。本書は、透明感のある風景画で知られる水彩画家・あべとしゆき氏の技法を余すところなく紹介している。

水彩画は、その透明感や繊細な色彩表現で多くの人々を魅了してきた。しかし、その技法を習得するのは容易ではない。本書は、そんな水彩画愛好家たちの悩みに応える一冊となっている。

特筆すべきは、あべ氏独自の技法が惜しみなく公開されていることだ。重色グラデーションやマスキング技法、自然描写に適したグリザイユ画法など、プロの技が写真付きで丁寧に解説されている。初心者から上級者まで、幅広い層が学べる内容となっているのが特徴だ。

本書の構成も興味深い。画材の基本的な使い方から始まり、空や木立、清流といった自然の要素ごとに技法を紹介。さらに、作品集としての側面も持ち合わせており、あべ氏の美しい作品を鑑賞しながら学ぶことができる。

水彩画に興味はあるものの、なかなか手が出せなかった人にとっても、本書は良い入門書となりそうだ。プロの技を学びながら、自然の美しさを紙の上に再現する喜びを味わえるかもしれない。

『新装版 水彩 自然を描く 光と水と風の表現技法』は、B5サイズ、全112ページ。定価は2,200円（税込）。水彩画の世界に踏み出すきっかけとして、また、すでに水彩画を楽しんでいる人のスキルアップのために、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000512.000084584.html