未利用資源を活用する放牧酪農「森林ノ牧場」がICCサミットで快挙!フード&ドリンクアワードで3部門1位の栄誉
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那須に拠点を置く放牧酪農の「森林ノ牧場」が、2025年2月に開催された「ICCサミットFUKUOKA2025」で注目を集めている。未利用の森林や耕作放棄地を活用し、持続可能な乳製品づくりに取り組む同社が、「フード&ドリンクアワード」と「クラフテッドカタパルト」で高評価を獲得した。
「フード&ドリンクアワード」では、美味しさ部門、ブランディング部門、審査員賞の3部門で1位を獲得。さらに、サステナビリティ部門3位、想いへの共感部門2位など、総合でも3位に入賞する快挙を成し遂げた。全国から集まった15社の中で、森林ノ牧場の放牧ジャージー牛の乳製品が高く評価されたことになる。
また、「クラフテッドカタパルト」では、7社によるプレゼンテーション競争で3位に入賞。未利用資源の活用による地方創生の取り組みが、審査員の心を掴んだようだ。
森林ノ牧場の代表取締役、山川将弘氏は受賞について次のようにコメントしている。「16年間、放牧酪農を基盤に持続可能な酪農のあり方を模索し続けてきました。今回の受賞は、私たちの取り組みが認められた証であり、支えてくださった皆様のおかげです。今後も小規模酪農を広げ、未利用資源を活用した地域産業の創出に貢献していきます。」
2009年の設立以来、森林ノ牧場は生乳の質を最大限に活かした季節感のある牛乳やヨーグルト、職人技が光る発酵バターやチーズなどを製造。2021年には栃木県益子町に第二牧場を開設し、さらなる挑戦を続けている。
厳しい状況が続く酪農業界で、森林ノ牧場の取り組みは新たな可能性を示している。未利用資源の活用と持続可能な酪農の実践が、地方創生のモデルケースとなる日も近いかもしれない。今後の展開に、業界内外から熱い視線が注がれている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000138662.html