戦後80年、女性たちの声が蘇る!劇団銅鑼の新作『わたしの紅皿』が描く平和への願い


戦後80年を迎える2025年、劇団銅鑼が注目の新作『わたしの紅皿』を上演する。この作品は、1954年から西日本新聞社で始まった女性投稿欄「紅皿」に寄せられた戦争に関する投稿を基に、女性たちの平和を望む声を舞台化したものだ。
公演は2025年3月19日から30日まで、東京都板橋区の銅鑼アトリエで行われる。チケットはカンフェティにて販売中で、一般5,000円、30歳以下4,000円、高校生以下1,500円となっている。
『わたしの紅皿』は、戦争の傷跡が色濃く残る1950年代の日本を舞台に、家族を守るために奮闘した人々の姿を描き出す。ノンフィクション書籍「戦争とおはぎとグリンピース」に収録された42編の投稿から、若き女性編集者が選んだ言葉が作品の核となっている。
五戸真理枝氏が脚本と演出を手掛け、谷田川さほ、館野元彦、竹内奈緒子ら実力派俳優陣が出演する。美術、照明、音響、衣装など、各分野のプロフェッショナルが集結し、戦後の日本を生きた女性たちの声を鮮やかに蘇らせる。
劇団銅鑼の公式サイトによると、この作品は「多くの人に観ていただきたい」と強調されている。戦争の記憶が薄れゆく中、平和の尊さを再認識させる貴重な機会となりそうだ。
歴史の重みと人々の思いが交錯する『わたしの紅皿』。過去の声に耳を傾けることで、現代を生きる私たちが平和について考えるきっかけとなるだろう。戦後80年の節目に、この作品が多くの観客の心に響くことを期待したい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002978.000013972.html