エンジニアリングとデザインの世界に革命を起こす若き才能を発掘する国際コンペ、James Dyson Award（ジェームズ ダイソン アワード）の2025年度募集が開始された。このアワードは、日常生活の課題から世界規模の社会問題まで、人々の暮らしを変える可能性を秘めたアイデアを求めている。

2005年の設立以来、JDAは400点以上の学生による発明に総額100万ポンドの賞金を提供してきた。国際最優秀賞受賞者には、30,000ポンド（約4,700,000円）の賞金が贈られるだけでなく、世界的な注目を集める機会も得られる。

過去の受賞作品には、発展途上地域の新生児ケアに貢献する低コストの膨張可能な保育器「mOm incubators」や、子どもたちが楽しく手洗いを学べるよう設計された「SoaPen」などがある。これらの発明は、JDAをきっかけに実用化され、世界中で多くの人々の生活に影響を与えている。

ダイソン創業者のジェームズ ダイソンは、「若者がデザイン、エンジニアリング、テクノロジーを活用し、医療や環境問題といったグローバルな課題の解決に熱意をもって取り組んでいることに感銘を受けている」と語っている。

応募作品は、機能性、デザインプロセス、独創性、商業的実現可能性を基準に評価される。国内受賞者には5,000ポンド（約795,000円）の賞金が贈られ、最終的にジェームズ ダイソン自身が国際最優秀賞受賞者を選出する。

応募締切は2025年7月16日午前8時（日本時間）。18歳以上のプロダクトデザイン、エンジニアリング、工業デザインを専攻する学生や卒業・修了して4年以内の方が対象となる。詳細はJDAホームページで確認できる。

世界を変える次の大きなアイデアは、あなたの中にあるかもしれない。James Dyson Award 2025は、そんな革新的な発明の卵たちを待っている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000042335.html