東京の中心地、港区赤坂に位置する複合都市「東京ミッドタウン」が、才能あるデザイナーやアーティストの発掘・支援を目的としたコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD 2025」の開催を発表した。今年で18回目を迎えるこのアワードは、デザインとアートの2部門で構成され、次世代を担うクリエイターたちに大きなチャンスを提供する。

本アワードの特徴は、単なるコンテストにとどまらず、受賞者・入選者への継続的な支援とコラボレーションの機会創出に力を入れている点だ。東京ミッドタウンでの作品発表の場の提供や、企業とのコラボレーションプログラムなど、クリエイターとしてのキャリアを後押しする多彩な支援が用意されている。

アートコンペでは、東京ミッドタウンという場所を活かしたサイトスペシフィックな作品を募集。テーマは応募者が自由に設定でき、都市の中心から世界に向けて発信したいメッセージを自由に表現できる。一方、デザインコンペのテーマは「THE NEXT EXPERIENCE」。テクノロジーの進化や価値観の変化が進む中、未来に向けた新しい体験のアイデアを幅広く募集する。

審査には、各分野の第一線で活躍する著名人が名を連ねる。アートコンペでは金澤韻氏や永山祐子氏ら5名、デザインコンペでは倉本仁氏や篠原ともえ氏ら5名が審査員を務める。厳正な審査を経て選ばれた作品は、東京ミッドタウン内で約1年間展示される予定だ。

さらに今年は新たに「パートナー賞」を設け、様々な企業や団体とのコラボレーションにも挑戦。受賞者にはグランプリ副賞として海外プログラムへの招聘やイベント視察の機会も提供される。

「TOKYO MIDTOWN AWARD」は、単なるコンテストを超えた、クリエイターの未来を育む場として進化を続けている。次世代のデザイン・アートシーンを担う才能の登場に、今から期待が高まる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000309.000027065.html