「おわら風の盆」の魅力を20年以上撮り続けた写真家の集大成展、東京ミッドタウンで開催


富山県八尾町の伝統行事「おわら風の盆」を20年以上にわたって撮影し続けてきた写真家・榎並悦子氏の写真展が、2025年6月13日から7月3日まで、東京ミッドタウン内のフジフイルム スクエアで開催される。
「おわら風の盆」は、300年以上の歴史を持つ風鎮祭で、毎年9月1日から3日に行われる。三味線や胡弓、太鼓の音色に合わせて、編み笠を被った男女が優雅に踊る姿は、多くの人々を魅了してきた。
本展では、榎並氏が捉えた「おわら風の盆」の世界を、大判プリントで展示。写真を通じて、伝統行事の持つ独特の雰囲気や、踊り手たちの表情、町並みの風情などを感じることができる。
また、展示期間中には様々なイベントも予定されている。6月28日には「逢いにゆきたや、おわら風の盆」と題したスペシャルイベントが開催され、スライド上映やおわら踊りの実演、写真家や専門家によるトークセッションが行われる。さらに、榎並氏本人によるギャラリートークも全6回実施される。
入場は無料で、誰でも気軽に鑑賞できる。写真展に合わせて写真集『越中八尾 おわら風の盆』も刊行予定だ。日本の伝統文化に興味がある人はもちろん、写真愛好家にとっても見逃せない展示となりそうだ。
フジフイルム スクエアは、写真を中心とした文化発信の場として、年間を通じて質の高い展示を行っている。本展もその一環として企画された。公益社団法人企業メセナ協議会からは「THIS IS MECENAT 2024」の認定も受けており、芸術文化振興に貢献する活動として評価されている。
日本の伝統行事の魅力を、写真というアートを通じて体感できる貴重な機会。夏の東京で、「おわら風の盆」の世界に浸ってみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000285.000013110.html