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アニメ界の巨匠・りんたろう、自伝的マンガで手塚治虫文化賞を制す!日本アニメ史を彩る珠玉の一冊

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漫画・コミック
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報道発表
プレスリリースより

アニメーション界の巨匠・りんたろうが、初のマンガ作品で快挙を成し遂げた。自伝的作品『1秒24コマのぼくの人生』が、第29回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞したのだ。この受賞は、日本のアニメーション史に新たな1ページを刻む出来事となった。

本作は、フランスで「バンド・デシネ」として出版された作品の日本語版だ。手塚治虫文化賞の歴史上、初めてバンド・デシネが受賞するという快挙も達成している。選考委員からは「バンドデシネの技法を完璧に自分のものにしている」「日本アニメの開拓者でもある手塚先生の功績が色濃く出ている」といった高い評価を受けた。

りんたろうは、『銀河鉄道999』『幻魔大戦』『メトロポリス』など、数々の名作アニメを手掛けてきた監督だ。本作では、戦後の日本から2001年の『メトロポリス』公開までの半生を、美麗な描線と迫力ある大画面で描き出している。それは同時に、日本のアニメーション史を辿る貴重な記録でもある。

作品には、りんたろうの少年時代から、東映動画入社、手塚治虫との出会い、そして『メトロポリス』制作に至るまでの道のりが克明に描かれている。映画への情熱、アニメーション制作の苦労と喜び、そして時代を超克していった先人たちへの敬意が、ページ全体から伝わってくる。

大友克洋氏は本書について「昭和無頼な先輩たちに感謝したい」とコメントしており、アニメーション研究家のエルヴェ・ドゥ゠ラ゠エ氏は「ひとつの日本アニメ史」と評している。まさに、日本のアニメーション文化の集大成とも言える一冊だ。

『1秒24コマのぼくの人生』は、アニメファンはもちろん、日本の文化や歴史に興味がある人にとっても、見逃せない作品となっている。りんたろうの人生を通して、日本のアニメーション史を追体験できる珠玉の一冊が、ここに誕生したのだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000932.000012754.html