漫画家こうの史代の30年の軌跡!福知山市で過去最大規模の展覧会開催


京都府福知山市在住の人気漫画家・こうの史代さんの漫画家生活30周年を記念した過去最大規模の展覧会「こうの史代展」が、2025年6月8日から7月27日まで福知山市佐藤太清記念美術館で開催されることが決定した。
本展では、「夕凪の街 桜の国」「この世界の片隅に」などの大ヒット作をはじめ、デビュー前の貴重な原画から最新作「空色心経」まで、500枚以上の漫画原画が展示される。また、絵本原画やコンテ、メモ、制作風景を記録した初公開の映像なども展示され、こうの史代さんの画業の全貌を知ることができる内容となっている。
こうの史代さんは2016年に福知山市に移住し、最新作「空色心経」では福知山を舞台に由良川の河川敷などを細やかに描いている。地元との関わりも深く、福知山城公式サイトのイラスト制作や図書館への雑誌提供など、様々な形で地域に貢献している。
展覧会の見どころとして、こうの史代さん独特のタッチや色彩の魅力を「1枚の絵」として楽しめることが挙げられる。また、連載作品は1話単位、短編は全ページを基本に展示されるため、作者が構成したストーリーを分断せずに読むことができる。
会期中にはこうの史代さん本人によるライブペインティングも予定されており、ファンにとっては見逃せないイベントとなりそうだ。入館料は大人720円、子ども350円。前期と後期で展示替えが行われるため、両方訪れることで作品をより深く楽しむことができる。
漫画ファンはもちろん、芸術に興味がある人にとっても、こうの史代さんの30年にわたる創作の軌跡を辿る貴重な機会となるだろう。福知山市を訪れる際は、ぜひこの展覧会に足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000053572.html