大丸・松坂屋のオリジナル3Dアバター「愛結華（あゆか）」が、新たな装いに身を包む可能性が出てきた。クリエイターポートフォリオEC「ENRAI（えんらい）」が、「愛結華衣装デザインコンテスト」を開催するのだ。このコンテストは、愛結華の新たな一面を引き出す衣装デザインを募集するもので、クリエイターたちの自由な発想が求められている。

愛結華は、2025年2月に大丸松坂屋百貨店が販売を開始したVRChat対応3Dアバターだ。中華風をイメージしたデザインで、洗練された美しさとかわいらしさを兼ね備えている。今回のコンテストでは、この愛結華の「普段の姿とは異なる新しい側面」を引き出す衣装デザインを募集する。

応募期間は2025年5月19日から6月30日まで。最優秀賞に選ばれた作品は、大丸・松坂屋アバター販売公式による3D衣装化が検討されるほか、愛結華アバター1体のプレゼントや、メタバース関連メディアでの記事化など、豪華な特典が用意されている。

このコンテストは、大丸松坂屋百貨店が「クリエイターとの価値共創」を掲げて展開する、メタバース関連事業の一環だ。同社は2023年10月より、百貨店業界初となるオリジナル3Dアバターの制作販売を開始。高品質な3Dアバターの制作だけでなく、3Dファッションの制作やメタバースイベントの企画運営など、幅広い取り組みを行っている。

審査員には、大丸松坂屋百貨店の担当者に加え、メタバース事業支援を行う株式会社Vの代表も参加。両者とも、クリエイターたちの斬新なアイデアに期待を寄せている。「これからの可能性や素敵な作品と出会えることを楽しみにしています！」と、株式会社Vの審査員はコメントしている。

メタバースやVR空間でのファッションに興味のあるクリエイターにとって、このコンテストは自身の才能を世に示す絶好の機会となりそうだ。応募に際しては、ENRAIの特設サイトで詳細を確認できる。クリエイターたちの想像力が、愛結華にどんな新たな魅力をもたらすのか、結果発表が待ち遠しい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000547.000006388.html