持続可能な水産業の推進に貢献する優れた取り組みを表彰する「第6回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード（JSSA）」の公募が、2025年5月19日から7月21日まで実施されることが発表された。今回のアワードは、2025年大阪・関西万博の「BLUE OCEAN DOME」で9月30日に授賞式が行われる予定だ。

JSSAは2019年に創設され、日本国内におけるサステナブルシーフードのムーブメントを加速させることを目的としている。第6回となる今回は、さらに視野を広げ、アジア全体で実施された優れた取り組みも対象となる。

募集部門は「リーダーシップ部門」と「コラボレーション部門」の2つ。リーダーシップ部門では、業界のパイオニア的存在となった画期的な取り組みを、コラボレーション部門では複数の組織が協働することで業界により大きな影響を与えるプロジェクトを表彰する。

近年、水産業界では環境的責任だけでなく、人権や労働環境などの社会的責任も強く求められている。JSSAでは、ジェンダー平等や働きがいの創出など、社会課題への配慮を含めた包括的な審査を行う。

ファイナリストに選出された取り組みは、大阪・関西万博の授賞式に招待され、トロフィーと賞状が授与される。さらに、チャンピオンに選ばれた取り組みは「Seafood Legacy Times」などのWEBメディアで紹介され、公式チャンピオンロゴの使用が許可される。

審査員には、株式会社レスポンスアビリティ代表取締役の足立直樹氏、農林水産省顧問の宮原正典氏、サラヤ株式会社社長付の山本麻里子氏が名を連ねている。

JSSAは、ASCジャパン、MSCジャパン、セイラーズフォーザシー日本支局、WWFジャパン、シーフードレガシーなど、水産業の持続可能性に取り組む団体が実行委員会を組織している。

持続可能な水産業の実現に向けて、革新的なアイデアや協働の取り組みが期待される中、JSSAは業界の発展に大きな役割を果たすことが予想される。水産業に関わる企業、団体、個人からの積極的な応募が待たれる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000067392.html