大人気モバイルゲーム「にゃんこ大戦争」が、またしても世界を驚かせた。R/GAとPONOSが手がけたキャンペーン「神さま電話相談室（Cat God Helpline）」が、世界的に権威ある3つの国際アワードで輝かしい成果を挙げたのだ。

The Webby Awards、CLIO Awards、ADC Awardsという名だたるアワードで受賞を果たしたこのキャンペーン。その独創性とユーモア、そしてファンとの深いつながりが高く評価された。特筆すべきは、ADC Awardsにおいて、Integrated Campaign – Gaming部門でBest in Disciplineを受賞したことだろう。

一見シンプルな「にゃんこ大戦争」だが、実は高度な戦略が求められるゲーム。行き詰まるプレイヤーも少なくない。そこでR/GAとPONOSは、ゲーム内キャラクター「神さま」を活用し、プレイヤーに攻略アドバイスを提供する参加型マルチチャネルキャンペーンを展開した。

東京の街中に現れた謎めいた宗教的ポスター。LINEで開設された電話相談室。街に隠された実際の電話ボックス。これらを通じて、プレイヤーは神さまから直接アドバイスを受けられるのだ。SNSやゲーム内で公開された謎のヒントに、ファンやインフルエンサーが一斉に電話ボックスを探し回る姿は、大きな話題を呼んだ。

R/GAのエグゼクティブ・クリエイティブディレクター、中出雅也氏は「にゃんこファンを理解し、彼らのゲームへの情熱を大切にすることを第一に考えました」と語る。また、PONOSのCOO兼マネージングディレクター、佐野星一郎氏は「プレイヤーのフラストレーションを楽しさに変え、リアルなサポートとななめうえの体験を提供することで、プレイヤーとのつながりをさらに深めることができました」とコメントしている。

ゲームの枠を超え、現実世界とバーチャルを融合させた斬新なアプローチ。それが世界中のクリエイティブ業界の注目を集め、権威あるアワードでの受賞につながったのだろう。「にゃんこ大戦争」の今後の展開にも、世界中のファンの期待が高まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000077727.html