「ルビフル大賞」発表!サッカー界のスター三笘薫の本がグランプリに輝く


ルビ(ふりがな)を活用して、誰もが学びやすい社会を目指す一般財団法人ルビ財団が、第1回「ルビフル大賞」の受賞作品を発表した。2024年度に出版された本の中から、ルビの活用が際立つ9作品が選ばれ、その中からグランプリと審査員特別賞が決定した。
グランプリには、サッカー日本代表の三笘薫選手による『サッカードリブル解剖図鑑』(エクスナレッジ)と、『Newton 別冊 精神科医が語る発達障害のすべて』(ニュートンプレス)の2作品が選ばれた。審査員からは、専門的な内容にもかかわらず全編にルビが振られていることで、子どもから大人まで幅広い層が読めるようになっている点が高く評価された。
審査員特別賞には、『ロールモデルがいない君へ 6ヵ国育ちのナージャが聞くルーツが異なる12人の物語』(キリーロバ・ナージャ/KADOKAWA)が選ばれた。著者自身の経験から生まれた総ルビの意義が深く伝わる良書として注目を集めている。
ルビフル大賞は、「ルビ(ふりがな)があるからこそ届いた一冊」を称える賞だ。通常ルビが振られないような内容にも関わらず全編にルビが多めに振られていること、著者や編集者の強い意思が感じられること、読者からも高い評価を得ていることなどが選考基準となっている。
ルビ財団の代表理事である伊藤豊氏は、「ルビを適切に活用することで、あらゆる人が学びやすく、多文化が共生する社会づくりを目指しています」と語る。今回の受賞作品は、専門書から児童書まで幅広いジャンルにわたり、ルビの可能性を広げる取り組みとして注目を集めている。
今後も、ルビフル大賞を通じて、より多くの人々が知識や情報にアクセスしやすくなることが期待される。ルビの活用が、教育の機会均等や多様性の尊重につながる可能性を秘めた、意義深い取り組みと言えるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000123230.html