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HUNTER×HUNTER監督が語る!アニメ作画の極意と表現力向上のコツとは

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報道発表
プレスリリースより

アニメ業界の著名な監督、神志那弘志氏による特別講義が行われた。HUNTER×HUNTERや吸血鬼すぐ死ぬ2など、数々の作品を手掛けてきた神志那氏が、アニメーション制作の核心に迫る貴重な知見を共有した。

講義は「画力」「パース」「画角」「表現力」の4つの観点から展開された。神志那氏は「デッサン力を上げるには構造を知ることが大切」と強調し、人体の骨格や筋肉の理解が重要だと説いた。特に難しいとされる足先の構造を例に、体重のかかり方による指の動きや傾きの変化を観察することの重要性を解説した。

パースについては、「基本的にはすべて三点透視」という独自の見解を示した。一般的な認識とは異なり、二点透視でも実は三点目が存在するという考え方だ。また、描く際の視点の重要性も指摘し、カメラ位置の遠近による見え方の違いについても詳しく解説した。

神志那氏が最も重視するのは「表現力」だ。「アニメーターはアクターなんです」と語り、表現力向上には日常的な観察が欠かせないと強調した。さらに、映像演出の理解を深めるためには「好きな映画を10回観ること」を推奨。3回目までは感動に浸り、10回目には客観的な分析ができるようになるという。

この特別講義は、アミューズメントメディア総合学院(AMG)のアニメーション学科で行われた。AMGは「制作現場こそ、最高の教育現場である」という理念のもと、実際の商業コンテンツ制作に携わる機会を学生に提供している。アニメーター・監督専攻と制作・プロデューサー専攻を設け、2年間で4本のアニメを制作するなど、実践的なカリキュラムが特徴だ。

神志那氏の講義は、アニメ制作の奥深さと魅力を改めて感じさせるものだった。プロの視点から語られる制作の極意は、アニメ業界を目指す学生たちにとって、まさに宝の山といえるだろう。AMGの「産学共同・現場実践教育」と相まって、次世代のアニメクリエイターたちの成長を強力に後押しすることは間違いない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000662.000025577.html