シアノバクテリアとの共生で探る新たなサステナビリティ!アート×サイエンスの展覧会『Bio Re:tual』が東京で開催


東京都港区の「SIGNAL」ギャラリーで、注目の展覧会『Bio Re:tual』が2025年6月24日から7月26日まで開催される。この展示は、アーティストのMikiko Kamadaによる、アートとサイエンスを融合させた新しいサステナビリティの探求をテーマにしている。
Kamadaは、千葉大学大学院園芸学研究科博士課程を修了したバックグラウンドを持つアーティストだ。本展では、シアノバクテリアという太古の生物と人間との共生関係に焦点を当てている。シアノバクテリアは、かつて非光合成生物の細胞内に取り込まれ、植物が光合成能力を獲得するきっかけとなった生物だ。
展示では、このシアノバクテリアを人間の体内や生活に取り入れることで、サステナブルな自活能力を獲得する可能性を探っている。これは、古来より人間が行ってきた自然との交わりを「儀式」として再解釈する試みでもある。
キュレーターの田尾圭一郎氏は、「エコやサステナブルという言葉があふれる現代社会において、この展示は技術の先進性だけでなく、サステナビリティに豊かな物語性と神秘性をもたらす新たな儀式の創造を目指している」と語る。
展覧会期間中、6月27日には無料のオープニングレセプションも予定されており、Kamada本人が会場に在廊する。アートを通じて環境問題や持続可能性について考える貴重な機会となりそうだ。
「SIGNAL」ギャラリーは、来場者が社会課題と向き合い、その想いをアンケートでアウトプットする独自のシステムを採用している。これにより、アートを通じた社会課題解決のアイデア創出を目指している。
入場は無料で、火曜日から金曜日は11時から23時まで、土曜日は18時まで開館している。東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩5分、または銀座線虎ノ門駅から徒歩3分とアクセスも良好だ。
アートとサイエンスの融合、そして新たなサステナビリティの探求に興味がある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000097754.html