絵本動画で新たな読書体験!「あたらしい絵本大賞」公開審査が大反響


絵本ナビと講談社が共催する「読者と選ぶ あたらしい絵本大賞」の公開審査が大きな反響を呼んでいる。この画期的なコンテストでは、最終選考作品すべてを動画化し、読者が審査に参加できる仕組みを導入。開始からわずか2週間で、予想を上回る投票とコメントが寄せられている。
公開審査では、「絵本部門」「動画部門」「テキスト部門」の作品を動画で視聴できる。特筆すべきは、読者の反応だ。多くのコメントで「読む」「めくる」といった表現が使われ、動画でありながら従来の絵本を読む感覚に近い体験ができていることが窺える。また、家族で楽しむ様子や繰り返し視聴する傾向も見られ、新しい絵本体験の可能性を示唆している。
特に「テキスト部門」と「動画部門」への評価が興味深い。テキストのみの作品でも「想像力が掻き立てられる」という感想が多く、動画作品では「音と映像の新しい表現」に注目が集まっている。これらの反応は、デジタル時代における絵本の新たな可能性を示すものだ。
この取り組みは、現代の子育て環境にも適している。低年齢児のインターネット利用が増加する中、質の高い絵本動画は、「時間がない」「読み聞かせに自信がない」といった親の悩みに対する一つの解決策となりうる。デジタルデバイスとの付き合い方に不安を抱える親にとっても、安心して子どもに見せられるコンテンツとして期待されている。
公開審査は6月22日まで続く。読者の投票やコメントが最終審査に反映されるため、多くの人々の参加が期待されている。この革新的な取り組みは、絵本文化の新たな展開を予感させるものだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000214.000003893.html