小学生の切り絵クリエイターKENさんも参加!直方谷尾美術館の「子どもスタッフ」が21年目の活動開始


福岡県直方市の直方谷尾美術館で、21年目を迎える「子どもスタッフ」の活動が6月8日から始まる。この取り組みは、小学3年生から中学3年生までの子どもたちが美術館の展覧会を企画するユニークな教育普及活動だ。
今年の活動には、市内在住の小学生でもある切り絵クリエイターKENさんが参加する。KENさんは直方ふるさと応援大使も務めており、来年2月の展覧会では彼のこれまでの作品とのコラボレーション展示が予定されている。
子どもスタッフたちは、月に2回程度集まってワークショップや会議を行い、来年2月の「子どものための美術館21」展に向けて創作活動を進める。展覧会期間中には、子どもたちが制作や選定した作品についてギャラリートークも行う予定だ。
この取り組みは、地域創造大賞(総務大臣賞)や朝日のびのび教育賞を受賞するなど、高い評価を得ている。さらに、現在美術館で働く学芸員の櫻庭理菜さんは、2005年の第1期生として参加した経験がきっかけとなり、学芸員の道を選んだという。
直方谷尾美術館の「子どもスタッフ」活動は、子どもたちの創造性を育むだけでなく、将来の文化人材の育成にも貢献している。美術館を舞台に、子どもたちの感性と才能が花開く様子に、今後も注目が集まりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000274.000090449.html