90年代から活躍!自閉症アーティストの軌跡を辿る展覧会が開催


障がい者アートが注目を集める昨今、その先駆けとなった自閉症アーティストたちの軌跡を辿る展覧会が開催される。嬉々‼CREATIVEギャラリー&カフェにて、2025年6月3日から27日まで行われる「川村紀子・伊賀高史の軌跡」展は、90年代から30年以上にわたり活動を続けてきた二人の作家の集大成といえる内容だ。
川村紀子は、色鉛筆で描く独特の作風で知られる。その筆圧の強さから、オイルパステルと間違われることも多いという。一方、伊賀高史は「ねこ」をテーマにした作品で人気を博し、新聞コラムのカットイラストにも採用されるなど、幅広い活躍を見せている。
本展では、二人の代表作300点に加え、同じく90年代に活躍した画家、狼健一郎と福井康仁をスペシャルゲストに迎え、計400点近い作品が展示される。障がい者アートの黎明期から現在に至るまでの変遷を、一堂に会して見られる貴重な機会となりそうだ。
また、展覧会と同時に「ミニミニねこ公募展」も開催。一般からの応募も受け付けており、会期中でも参加可能だ。A5サイズまでの作品であれば、プロアマ問わず誰でも参加できる。
嬉々‼CREATIVEの代表である北澤桃子氏は、20年以上にわたり福祉とアートの融合に尽力してきた人物。本展は、障がいのあるアーティストたちの才能と可能性を広く社会に伝える重要な機会となるだろう。
障がい者アートの歴史と未来を感じられるこの展覧会。アートファンはもちろん、社会福祉に関心のある方々にとっても、見逃せない内容となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000125618.html