デザインリサーチの最前線!RESEARCH Conference Lightning Talk 2025で明かされた驚きの実践例


2025年2月19日、GINZA SIXにある株式会社プレイドのオフィスで「RESEARCH Conference Lightning Talk 2025」が開催された。このイベントは、デザインリサーチやUXリサーチの実践知を共有し、その価値と可能性を広く伝えることを目的としている。150名以上が参加したこの会では、クライアントワークから自治体の街づくりまで、多様な視点からのライトニングトークが行われ、参加者たちは貴重な学びの機会を得た。
イベントでは、株式会社プレイドのSTUDIO ZEROによるオープニングトークを皮切りに、6つのライトニングトークセッションが展開された。株式会社アイスリーデザインの平光蔵氏は、「まずできるところからやってみる」というマインドの重要性を強調。セーフィー株式会社の佐藤文愛氏は、10年続くプロダクトへのリサーチ導入事例を紹介し、社内での納得感を得るプロセスを共有した。
特に注目を集めたのは、株式会社リ・パブリックの清水淳史氏による鹿児島県日置市での実践事例だ。「市民の市民による市民のための総合計画」を目指し、フィールドワークやワークショップを通じて市民が計画策定プロセスに関わる革新的な取り組みが紹介された。
トヨタコネクティッド株式会社の大塚小容子氏は、業務外のテーマや新しい手法にも挑戦する「自主調査活動」の意義を説明。株式会社スマートバンクの園田麻綾氏は、リサーチの社内浸透を加速させる5つの「小さな工夫」を紹介し、参加者の関心を集めた。
最後に、株式会社プレイドの鈴木健一氏が、分散したリサーチ活動を価値につなげるための「地図」作りという新しい概念を提案。組織全体でリサーチの価値を最大化する方法を示唆し、多くの参加者の共感を得た。
イベント後の懇親会では、参加者同士の活発な交流が行われ、リサーチの実践に関する情報交換やネットワーキングの場となった。閉会の挨拶では、多岐にわたる視点からのリサーチ実践が共有されたことの意義が語られ、特に街づくりの事例が示した参加型リサーチの可能性に注目が集まった。
次回のメインイベント「RESEARCH Conference」は2025年9月7日に開催予定。「POTENTIAL」をテーマに、さらなる実践知の共有と業界の発展が期待される。リサーチやデザインに携わる専門家はもちろん、ビジネスパーソンにとっても、このイベントは見逃せない貴重な学びの場となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000153769.html