秋田の伝統芸能が蘇る!「盆宿U」が仕掛ける驚きのアートプロジェクトとは


秋田県羽後町の文化交流施設「盆宿U」が、地域の魅力を新たな形で発信する「Uアートプロジェクト」を始動した。第一弾として、秋田県羽後町西馬音内を代表する民俗芸能「西馬音内盆踊り」をテーマにした大型アート作品の制作が進行中だ。
このプロジェクトを手がけるのは、秋田県出身の絵画作家・永沢碧衣氏。地域住民の協力を得ながら、6月17日から7月31日にかけて盆宿U内で公開制作を行う。完成作品は、盆踊りの衣装である「端縫い」と「藍染め浴衣」をモチーフに、西馬音内の「ハレ」と「ケ」を表現するという。
注目すべきは、このプロジェクトが単なるアート制作にとどまらない点だ。地域の人々から着物の端切れを募集したり、エピソードを聞き取ったりと、住民参加型の取り組みとなっている。さらに、クラウドファンディングを通じて広く支援を募ることで、関係人口の創出も目指している。
盆宿Uは、築180年の商家を改装した「泊まれる文化交流施設」として2025年4月にオープン予定。3つの内蔵を改装した客室やサウナ、誰でも利用できるカフェ&バーなど、地域の歴史と文化を体感できる空間となっている。
施設では、音楽や食、書籍を通じて地域文化と日常を結びつけるイベントも定期的に開催。「U Music Lounge」ではDJを招いた音楽イベントを、「コミュニティダイニング」では地域の食材を使った料理を楽しめる。また、「ブック&レコードライブラリ」では地域の人々から借りた本やレコードを、思い出とともに紹介している。
8月2日には完成披露レセプションが予定されており、3日からは一般公開される。伝統と革新が融合した新しい文化発信の形として、このプロジェクトが地域にどのような影響を与えるか、注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000159323.html