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戦争の記憶を紡ぐ絵本、80年の時を超えて「一郎くん」の物語が明かされる

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報道発表
プレスリリースより

太平洋戦争から80年。戦地に残された一枚の日章旗が、時を超えて語り始める。福音館書店から2025年7月2日に刊行される絵本『一郎くんの写真-日章旗の持ち主をさがして』は、そんな壮大な物語の始まりだ。

2014年、アメリカで発見された「一郎君へ」と書かれた寄せ書き入りの日章旗。59名の署名者の名字が静岡県に多いことから、中日新聞浜松支局に調査依頼が舞い込む。新聞記者たちは古い電話帳を頼りに、「一郎くん」の正体を探る旅に出る。

本書は、中日新聞・東京新聞朝刊に連載された「さまよう日章旗」をもとに、木原育子氏の文と沢野ひとし氏の絵で紡がれた。戦争と平和について考える機会を提供する、40ページのハードカバー絵本だ。

著者の木原育子氏は、福祉ジャーナリズムを中心に活躍する中日新聞社の記者。一方、イラストレーターの沢野ひとし氏は、「本の雑誌」の表紙や本文イラストで知られる実力派だ。二人の才能が融合し、80年前の戦争の記憶を現代に蘇らせる。

本作の刊行を記念し、ジュンク堂書店池袋本店と代官山蔦屋書店でイベントが開催される。池袋では著者と編集者のトーク、代官山ではフリーアナウンサー・堀井美香氏による朗読会が予定されている。

戦争の傷跡を癒し、平和の尊さを伝える。そんな思いを込めた一冊が、今夏、読者の手元に届く。価格は1,430円(税込)。歴史に興味がある方はもちろん、平和教育の教材としても注目の一冊となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000125339.html